伝統工芸シリーズ、琉球ガラス編です。
沖縄に伝わる琉球ガラス。私、南国にピッタリな涼しげな色合いが大好きなのです。
そんな琉球ガラスでオリジナルが作れるなんて・・・最高です!
●琉球ガラスって?
沖縄に伝わる琉球ガラス。
その歴史はまだ新しいのです。
時は第二次世界大戦。それまであったガラス工場はすべて焼けてしまいました。
1950年代後半、生活が落ち着いてきた頃でしょうか。
在留のアメリカ人からガラス工場に依頼が入るようになります。
まだまだ物資不足な時代。米軍から廃棄されるコーラやビールなどの瓶をリサイクルしてのガラス作りが始まりました。
これが琉球ガラスのはじまりです。
当時はアメリカ人相手の商売だったので、製品もアメリカンなものが多かったようです。
現在では、珪砂(けいしゃ)やソーダ灰、石灰などの原料に着色剤を混ぜてのガラス作りが行われています。
●琉球ガラスを体験しよう!
数年前、私、琉球ガラス体験でグラスを作ったことがあるのです。
工程としては、
①熱したガラスの原料を吹き矢の要領で膨らます。
②火ばさみみたいなもので、グラスの形を形成する・・・でした。
小さな子供でもできる作業のハズなんですが、私、スタッフを困らせる不器用ぶりを発揮。
何度かトライさせてもらったものの目指す形にはならず。
なんとか完成しました。
なお、出来上がりすぐに持って帰ることはできません。
時間をかけてゆっくり冷ます必要があるのです。
工房によって、翌日や3日後なんてところも見かけます。
数日滞在するなら日程の最初の方に体験すれば、自分で持って帰ることもできますね。
日程的に余裕がない方は郵送(有料)になります。
*ご紹介しているメニューは2017年10月現在のものです。
●琉球ガラス村
正規品だけでなくアウトレット品も揃うショップや、工房、美術館といろいろな楽しみ方ができます。
体験メニューはオリジナルグラスとお皿。
小学生から体験可能なオリジナルグラスは、青・水色・緑(1,620円)、カレット(1,944円)、赤(2,160円)。
グラスで上手くできなかった私には、お皿作りって難しそう!体験は中学生から。
青、水色、緑から選べて2,700円です。
・住所:沖縄県糸満市字福地169
・営業時間:9時~18時(工房見学は17時30分まで、美術館は10時~17時) ・定休日:なし ・受け渡し:3日後
●森のガラス館
実はこちら、私がお世話になった場所なんです。
呆れられている感はありましたが、見捨てることなく最後まで付き合っていただいたスタッフの方、ありがとうございました(笑)。
隣接するショップで売っていた一輪挿し、素敵だったな。
小学生から体験可能で、10時45分~、13時~、15時30分~になります。
・住所:沖縄県名護市為又478 ・営業時間:9時~18時・定休日:なし ・受け渡し:数日後 ・予約:TEL(0980-54-2121)へ
●琉球ガラス てぃだ工房
“琉球ガラスてぃだ 琉球ガラスてぃだ工房 では、 宙吹きでガラスを膨らませていきます。
・住所:沖縄県恩納村字瀬良垣1780-3 ・営業時間:9時~18時 ・受け渡し:翌日 ・予約:TEL(098-966-1040)へ
●琉球ガラス 匠工房
琉球ガラス匠工房 石川本店で体験できるのはコチラ!
形・色・模様・・・その組み合わせによって体験できるメニュー数は県内随一。
確かに、体験で渦潮柄なんて見たことないかも!?
ご紹介しきれないので、ご自身の眼で確かめてくださいね。
・住所:沖縄県うるま市石川伊波1553‐279 ・営業時間:9時~18時 ・定休日:なし ・受け渡し:翌日
●恩納ガラス工房
恩納村のリゾートホテルからも徒歩圏内 恩納ガラス工房 恩納ガラスの体験はここがスゴい!工房の様子
こちらの最大の魅力は、自由さ。朝は8時から21時30分まで。
日中アクティブに過ごしたい方にも嬉しいですね。3歳から体験OK!
メニューも色、形、組み合わせ次第で300通りにもなるのだとか1,500円(税別)~。
また、琉球ガラス作りの工程のほとんどを体験できますよ。
・住所:沖縄県恩納村字冨着85 ・営業時間:8時~22時(受付は~21時30分) ・定休日:なし ・受け渡し:翌日10時以降
●Gala青い海
塩作りやサンゴの養殖など珍しい体験ができる Gala青い海 が琉球ガラス体験を担当しています。
100種類以上から選べる吹きガラス体験(2,000円~)は小学生から。
チビ皿(2つで3,000円~)、箸置き(2つで2,000円~)が10歳から体験可能です。
チビ皿、箸置き作りはサンダルはNGです。
予約優先ですが、空きがあれば当日の受付もOKです!
・住所:沖縄県読谷村字高志保915 ・営業時間:9時~18時(受付は17時まで) ・定休日:なし ・受け渡し:翌日
●那覇市伝統工芸館
那覇市伝統工芸館 は那覇空港からも25分(ゆいレール)。
国際通りや牧志公設市場にも近い、那覇市街地で琉球ガラス体験ができます。
担当するのは“奥原硝子製造所”。
現代の名工として名高い桃原正男氏(故人)の工房として知られています。
昭和27年の創業は、沖縄で最古のガラス工房。
伝統に則り、廃瓶を使っての琉球ガラス作りが行われています。
体験で使われるのも、モチロン廃瓶です。
体験できるのは、10時~17時(受付16時30分まで)。
●グラスアート藍
女性が代表を務める グラスアート藍 。
扱っている商品も一足違う!?
オシャレですね・・・。体験はグラス(2,160円~)、皿(3,020円~)、小鉢(3,350円~)。色ガラス、模様はオプションで300円~。
残念ながらショップに並ぶデザインでの体験はできません。
だけど、グラスアート藍ではガラスを吹くのはあなただけ。
本当のオリジナル作品の出来上がりです。体験は10時~16時30分です。
・住所:沖縄県名護市中山211‐1 ・営業時間:9時30分~18時 ・定休日:火曜日 ・受け渡し:翌日10時以降
いかがでしょうか?
体験可能なスポットをご紹介しました。
作れるものはグラスが多いですね。
お皿や小鉢は難しそう・・・。
でも、どんな不格好であってもそれがオリジナルの味!世界でひとつだけって愛着があるものです。
オススメですよ~。
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